heyには、趣味の突き詰め方が半端じゃない人が多い。オフィスでしばしば行われるゲーム大会を見ているだけでもその気合いの入り方は尋常じゃない。今回インタビューしたおふたりも例外ではないようで、お買い物したものを見せてって頼んだら、なんともギークな顔ぶれ。しかもこのおふたり、ギークな趣味以外にも共通点があるそうで。
── まずお名前からお願いします。
牧野圭将(以下、まっきー): まっきーです!
中間彩乃(以下、ちゅうかん): ちゅうかんです!
── まっきーさんはエンジニアですよね?
まっきー: そうです。
── 言語は何を使っているんですか?
まっきー: 僕はSTORES.jpをやっているので、Rubyですね。CoineyはJavaです。おっと、Coineyのエンジニアさんがこっちを見ましたね(笑)
── ちゅうかんさんはデザイナーですよね。主にどんな仕事をしているんですか?
ちゅうかん: STORES.jpのデザイナーをしています。古くなってきた箇所を改修したり、新規開発のデザインをしています。
── 社歴はどのくらいなんですか?
ちゅうかん: トータルで3年くらい(笑)
まっきー: おっと、その言い方が正しかったか(笑)
── 実はちょっと聞きました。おふたりとも出戻り組なんですよね。
ちゅうかん: そうなんですよ。タイミングは違うんですけどね。私は新卒でSTORES.jpに入って、1年半くらい仕事をして、1年半くらいで戻ってきました。
まっきー: 僕は半年で戻ってきました(笑)
ちゅうかん: みんな戻ってくるって思っていましたもんね。
まっきー: そうそう。だって辞めた後も毎週飲みに行っていたからね。
ちゅうかん: というわけで、ふたりとも一度STORES.jpを出て戻って来た出戻り組同士なんですよ。
── 昔から仲がいいんですか?
ちゅうかん: みんな昔から仲が良かったし、まっきーさんとはアニメとかの話でよく盛り上がっていて
まっきー: ちゅうかんは最初話した時からネットに長くいる人って感じがして、それで仲良くなったかな。
── じゃぁさっそく、最近買ったもの見せてもらってもいいですか?
まっきー: じゃぁ僕から。まずはですね、『アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本』。
ちゅうかん: いいっすねこれ!ここに使われてるの『キルラキル』のフォントですね。
まっきー: そうそう。これは『キルラキル』、『リトルウィッチアカデミア』などの作品で知られているアニメスタジオTRIGGERの本です。こっちには『リトルウィッチアカデミア』の設定資料集もありますよ。
── どういうところにぐっとくるものなんですか?
まっきー: やっぱり細かいクリエイターのこだわりですね。設定集に書かれている細かい指示などにぐっとくるんです。こうなってるんだぁって。
ちゅうかん: わかる!私が持って来たのもゲームの設定資料集です。『スプラトゥーン』の。
まっきー: わぁー、これはいいなぁ。
ちゅうかん: これはスプラトゥーンっていうゲームの世界のなかで街中に貼られているグラフィティのデザインの一覧なんですが、細かいところまでデザインされているのがわかっていいなぁと思います。
まっきー: 僕はNintendo Switchのスプラトゥーン限定バージョンを持っているんですよね。今日持ってくればよかったなぁ。
ちゅうかん: あれいいですよね。
── ちゅうかんさんは漫画も好きなんですよね。
ちゅうかん: そうなんですよ。ちょっとデザイン目線で選んでしまったものもあるかもしれないけど(笑)
まっきー: これはなに?
ちゅうかん: これは『とんがり帽子のアトリエ』という作品です。海外でも人気で、絵がすごすぎて原画展も行われたらしいです。表紙の絵も背景と手前で別々に描いていて。
まっきー: すごいこだわりだなぁ。
ちゅうかん: これもデザイン重視で持って来ちゃったんだけど…とpanpanya作『二匹目の金魚』という漫画。表紙カバーを取ると本物の磨りガラスのような本体表紙なんですよ。
まっきー: これはすごい。
ちゅうかん: あとまっきーさんが好きそうなのも持って来た、可愛い女の子のなんですけど…。
まっきー: 可愛い女の子の漫画が好きそうって言われた俺って…。
撮影そっちのけで二人の会話は盛り上がる一方。お二人が話しているので印象に残ったのは、アニメやゲームに見え隠れするクリエイターのこだわりにぐっときているということ。そういう人が作っているから、STORES.jpはクリエイターに愛されているのかも。
牧野圭将
中間彩乃